日本の針葉樹の王様がスギなら、広葉樹の王様はケヤキだ。
材質は日本の樹の中ではカシに次いで固く、材木にしても狂いにくい。
さらに木目もきれいだ。
そのため、城の城門や神社・仏閣、分限者の屋敷などに使われている。
木々が葉を落とした、この時期、ケヤキの木は周りの木々に比べて
ことさら立派で堂々として見える。
写真は平成2000年頃、野津原町で開催された「全国植樹祭」で
天皇が植えたケヤキの木の芽を、私が野生のケヤキの幼木に接ぎ木した物。
普通、九州のケヤキの若木は幹が曲がっているものだが
天皇が植えた木だけあって真っ直ぐだ。
厳選されたケヤキのエリートなのであろう。

(久住山の仙人)
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