
竹田市久住町で第17回「久住高原の唄全国大会」が開催されました。私は今年も出場。今回で10回目くらいです。
今回も予想通り予選落ち。しかし、今回は予選落ちは落ちでも今までとは少し違いました。
予選を通過し決勝に進めるのは50位まで。私の過去の成績は10年ほど前の初出場の時の57位が最高の成績で、後は100位前後と箸にも棒にもかからないようなものでした。
したがって、今回も自分の成績の確認もせずに、大会の後に開かれた懇親会に出席しました。ところが懇親会の席で、唄の審査員の方から「後藤さん、今年は素晴らしかった。50番目の人とたった0.1点しか違わなかった。惜しかったね。そうとう勉強しましたね。」という思いもよらないお褒めの言葉を頂きました。0.1点違いということは私の成績は51番だったのでしょう。
私が今回唄の勉強したか?。否、まったくしませんでした。ただ今回は、今までと違う点が幾つかありました。今までは、唄う2時間ほど前には会場に行き、昼食も食べず、着物を着て帯で腹を締め上げ、声がかすれるまで唄を何回も練習し、唄う順番がくるまでマイクの後方で30分間ほど待ち、本番は緊張で体をガチガチにして唄う。そして結果はいつも100番前後。
今回は仕事が遅くなり、会場に着いたのが唄う10分ほど前。駐車場から受付まで全力疾走で走り、受付でペットボトルの水を飲ませてもらい、それから3分後にはもうマイクに立って唄いました。練習はもちろん出来ず、アガル暇もなく、「入賞するかも?」などという大それた考えも持つ暇もなく、どうにでもなれというヤケッパチの気持ちで唄いました。それが良かった。結果は予選落ちと言っても、決勝進出にあと0.1点足りなかっただけという好成績。
来年からは、今年のように着物も着らず、練習もせず、「アワヨクバ入賞」などというイヤラシイ考えも持たずブッツケ本番でいこう。
(久住山の仙人)
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