昨日は黒岳の麓、「上峠」付近を歩き廻りアナグマ、ヤマドリ、カケス、そして
とりわけ、ここでしか見られないであろうツガイのノスリの飛翔を見ました。
今日は昨日同様、天気はあいにくの小雨でしたが大船山に昼過ぎから出かけました。
今日も昨日同様、登山者は私だけです。
昨日と同じように数羽のヤマドリ、カケス、アナグマに出遭いました。
問題の未確認生物に遭遇したのは下山途中、場所は「ガラン台」のコンクリート道。
時間は16時頃。
私の眼前5メートルほどのコンクリート道に、黒い動物が突然横の森林から出てきました。
動作はゆっくりしていてトコトコ歩いて、ゆっくりと反対側の森の中に消えていきました。
私は一瞬小熊かと思いました。
日本で黒色の野生動物はツキノワクマしかいないからです。
しかしクマではない。
次にタヌキかなと思いました。
タヌキの中には比較的黒っぽい個体もいるからです。
しかしタヌキにしてはやや大きいし、黒すぎるし、動作が鈍いし歩行形態が違う。
思うに、多分、アナグマだったと思います。
ただアナグマにしては少し大き過ぎるし、毛がフサフサ過ぎるし、何よりも黒すぎる。
アナグマは灰褐色でタヌキよりは白っぽく毛はゴワゴワと硬いです。
ただ、形態と歩行はアナグマのそれでした。
私が思うに、この動物はアナグマの黒色突然変異したものだったのでは。
黒色変異の例としては黒ヒョウとカラス蛇(シマヘビ)が良く知られています。
しかしアナグマの黒色変異は多分日本では報告例が一件もないと思います。
もしも写真が撮れていれば大発見ということで、新聞に大きく載ったかも知れません。
残念。
写真は大船山に咲くキスミレ。

(久住山の仙人)