季節の移ろいとともに鳥の声にも変化がみられる。つい先ほどまで喧しく鳴いていたホトトギス、カッコウ、ツツドリ等のカッコウの仲間の声がいつしか聴かれなくなった。カッコウの仲間は皆個性的だ。鳴き声は皆独特の鳴き方で、大きく遠くまで響き渡る。飛翔の仕方も独特だ。托卵という子育ての方法も他の鳥にはみられない。極めつけはその食性だ。他の鳥が嫌がって食しない毛虫をカッコウは食べる。そのためか、宮沢賢治の小説に登場するカッコウは、他の鳥からは卑しい品のない鳥として蔑まれている。しかしカッコウは人間にとっては、害虫である毛虫を食べてくれる大事で貴重で有難い鳥なのである。(久住山の仙人)
※デジカメを紛失して暫くは写真なしのブログが続くかも
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