前回のテーマが「山菜」だったので今回は「野生の果実」
5月の連休の頃、暖かくなると、まず
・クサイチゴ:赤い実の野生イチゴ。栽培されているイチゴと違って酸味がなくて甘く文句なく美味い。量も多く採れ、私は子供の頃、学校帰りによく採って弁当箱に入れて持ち帰った。杉林の中などに多く自生しているので、テンやタヌキの格好の餌となろう。
・モミジイチゴ:キイチゴともいう。小さな木に黄色い綺麗な実をつける。これも甘く美味い。
惜しむらくはクサイチゴほど多くの量は採れない。
・ウグイスカグラ:ご存じない方が多いかもしれない。小さな低木にグミに似た真っ赤で綺麗な実をびっしりつける。口に入れると甘い果汁が口中に広がりとても美味。舌に小さな種が残るのが特徴。野生の果実の中で一番美味しい。
・クワ:今が時期。酸味の無い甘さで誰もが好む。食べると口が紫色に染まり、子供時代を思い出し郷愁をよぶ。
・カジカイチゴ(?):これも珍しいかも。これからが時期。小さな1-2mの低木にクワに似た実が成る。ただし実の色はカーキ色。甘くて美味しいが口に小さなトゲのような物が残るのが難。
・ケンポナシ:これも食したことのある方は稀なのでは。色は茶褐色をしており、形は菓子のカリントウに似る。味は苦味が少しあるが甘い。昔、食べたことがあるが今は木を見かけない。木は高木で高級材木となり、皇室の家具はこの木で作られた物が多いという。
・イヌビワ:海岸部には多いが久住、長湯にはない。真っ黒いビー玉ほどの大きさの丸い実。甘く美味しい。
・クルミ、クリ、アケビ、ムべ、サルナシが秋に実ります。
写真はクワの実
北海道は異常に暑いというのに久住・長湯は異常に寒い。私、恥ずかしながらパッチをはいています。実家では両親が石油ストーブをガンガン燃やしています。6月というのに少し変です。
(久住山の仙人)
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