今では野生のフウランを見ることはほとんどない。
山奥の物もほぼ盗りつくされてしまった。
宮崎県や熊本県の山奥で、巨木に長いハシゴが掛けられて放置されているのを見ることがあるが
これはフウランを取るために掛けられて放置された物であろう。
ごく稀に、野生のフウランを見たという話を聞くが
これは例外なく、人家近くの高い柿の木の上の方に自生しているフウランだ。
人家近くで、しかも栽培されている柿の木にあるため盗掘されにくいのであろう。
また、フウランは柿の木を好む性質のためでもある。
写真は大分市郊外の人家にある、大きな柿の上の方に自生しているフウラン。
4-5ほどの大きなフウランの株が見られる。
(久住山の仙人)

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