久しぶりに、おテントウさまがお顔を覗かせてくれました。気分も明るくなります。寒さも多分今日で終わり。ストーブも今度こそ倉庫に入れてもよさそうですね。
昨日のミツバチの話に続いて、今日は蜂蜜。蜂蜜にはニホンミツバチの蜂蜜とセイヨウミツバチの蜂蜜の二種類あります。味はかなり違い、前者は濃密で後者はサラッとしています。値段はニホンミツバチの蜜の方がセイヨウミツバチのそれの約10倍します。ニホンミツバチはセイヨウミツバチに比べ蜜が採れにくいからです。市販されている蜂蜜は主にセイヨウミツバチから採ったもので、それもほとんどが輸入物です。
ミツバチが蜜を採る蜜源植物としては、レンゲ、ミカン、菜の花、、ハギ、トチの木、アカシア、クリ、ハゼの木、ウメ、桜,柿、ツゲ、カボチャ、クローバー、セイタカアワダチソウなどがあります。
最高の味とされる蜂蜜は阿蘇、久住などの高原に自生するハギの花からミツバチが集めた蜜。生産量が少ないためあまり流通せず、私も食べたことがありません。次にレンゲ、確かにこれは美味しい。最も一般的で、最も喜ばれる物。外国ではレモン・ミカンの蜜が一番喜ばれます。確かに少し酸味がありトーストに合いそうです。次に好まれるのがアカシアで以下トチ→菜の花→クリ→ハゼ→セイタカアワダチソウの順です。クリは日本では下等とされている蜜ですが韓国では高級品として扱われます。ハゼとセイタカアワダチソウは蜜量が多く、しかも花の時期が遅いのでミツバチの越冬用の餌として使用され市販されることはあまりありません。写真はクリの花。今は花が少ない時期なので貴重な蜜源植物です。
(久住山の仙人)
PR