ケヤキ、ヤマザクラ、モミジ、ヤマナシ、ケンポナシ、クワ、イヌエンジュなどの他にも高級木材はあるよ、とのご意見。そうそう、カヤ、キリがありました。他に、そう高価ではないがクス、カツラ、イチョウ、トチなどもありますね。宮崎のカヤ、東北のキリなどは1本が数千万円もするような木があるようです。
最近、隣町で一番の「山持ち」が倒産し、40町歩の美林の杉山を僅か4千万円で福岡の不動産業者に売却してしまいました。昔(約55年ほど前)、まだ車が珍しい時代、久住の町に外車が時々通りました。その外車の持ち主は隣町の熊本県小国町の山林地主達で、別府に遊びに行く途中でした。昔は山持ちイコール大金持ちでした。ちなみに大分県一の山持ちは日田市の人で8百町歩、九州一の山持ちは薩摩の殿様、嶋津さんの末裔(都城嶋津)で2-3千町歩、日本一の山持ちは島根県の○○さん(竹下元首相のスポンサー)で「一雨何千万円」と言われた人。日本史上最悪の賄賂王、山縣有朋陸軍大将の末裔は今では栃木県で広大な山林を所有する林業家とか。学生時代に奈良県吉野の山持ちのボンボンがいたが、吉野の山持ちは山林を小作人(管理者)に貸出し、本人は日本一の高級住宅地、芦屋のお屋敷に住んでいるとか。昔は山を所有するということはステイタスだったが今は補助金をもらって経営はやっとこさの状態のようです。戦後植林されたスギやヒノキの山は手入れもされず荒れ果て土砂崩れの原因になっています。困ったことです。
写真は床柱としてクワとともに最高級の木として知られるイヌエンジュの幼木。

(久住山の仙人)
PR