私は、一日の車での走行距離が平均すると100キロくらいあります。そのため、ほぼ毎日、道路で不幸にも交通事故に遭った野生動物の死骸を見ます。ところが5年ほど前の交通事故の様子と現在のそれとが随分様変わりしてきていることを実感します。どういうことかと申しますと、事故に遭う動物の種類が違ってきているということです。
交通事故被害動物ランキング表
5年前 現在
1位 タヌキ 1位 アナグマ
2 イタチ 2 イタチ
3 テン 3 テン
4 ウサギ 4 タヌキ
5 トリ(カラス、コジュケイ、キジ、 5 ウサギ
6 キツネ 6 トリ(カラス、コジュケイ、キジ、
7 7 キツネ
8 8 イノシシ
9 9 シカ
(考察)
・タヌキが減少したのは疥癬病の流行のため個体数が減ったため。
・アナグマが増加したのは、生存競争でアライバル関係にあるタヌキの減少のため相対的にアナグマの個体数が増加したため。またアナグマは視力が弱く行動も緩慢なため事故に遭いやすい。
・イノシシとシカの増加は近年の両者の急激な個体数の増加のため。
尚、心ならずも私が車で今までに犠牲にしてしまった動物は
タヌキ、イタチ、テン、ウサギ、カラス、コジュケイ、キジ、小鳥、ヘビ、カエルなどです。
(久住山の仙人)
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