久し振りに大型台風の襲来です。被害、特に人的被害と農家の農作物の被害のないことを祈るばかりです。
今日と明日の午後、久住山に行けません。外に出れない時は室内で三味線・尺八の練習か読書です。荒れた天気の日は何故か小説でなく、評論文や人生訓を記した本を読みます。特に大雪や台風の日に、本棚から引っ張り出して読む本があります。25年前、私は神主になるため大分県護国神社で修行をしていましたが、当時の板井宮司から頂いた本です。
『論語を楽しむ』という本で、平澤興という方が各地で講演された講話を集録したものです。
平澤という方は京都大学の総長をされた医者であります。専門は解剖学。解剖を研究される先生は、医者の中でも特に物事を深く考える(哲学する?)優れた人物が多いように私には思われます。森鴎外のご子息で元東大医学部教授の森オットー氏、同じく元東大教授の養老猛氏、元京大総長の岡本先生などなど。うち、私は、岡本先生には40年ほど前に何度もお会いし話も実際していただいたことがあります。体全体から発せられる君子の知性と威厳と温和さに、ただただ圧倒されたものです。日頃ご遺体に接していると、普通の人に比べ色々考えさせられることが多くあるのだと思います。
今日は天気が悪く、私得意(?)のアイパッド撮影が外で出来ません。 何時もの、私の自画像「55歳の私」掲載です。悪しからず。(久住山の仙人)

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