「野生を食べる」の反響が大きいのでコメントを紹介
(野生動物の部)
ヘビ:くたみ地方(大船山の麓)ではアオダイショウ以外は、すべての種類のヘビを食べている。アオダイショウは大きくて、生臭く、家のネズを捕ってくれるので食べる気にはならないとのこと。マムシとシマヘビが好まれるが本当のところヘビはすべて同じ味。マムシは色の赤い赤マムシは5千円、普通の青マムシは3千円くらいで今でも取引されているとのこと。
サル:久住町の白丹地区にはサルを狩る人がいたとのこと。肉も食べるがサルの肝臓と胆嚢が目的。漢方薬「熊の胆」の代用品で高く売れるとのこと。
タヌキ:処理と料理方法次第で美味くも不味くもなるとのこと。
キツネ:肉は少ないがクセがなく美味しいとのこと。
赤犬:私の子供の頃(約50年前)には竹田市の宮城・城原地区に赤犬とよばれる小さな日本犬がいた。今の柴犬よりかなり小さく(豆シバくらい)、赤茶色をしており、見た目は可愛いが、とにかく気性が荒い。猟犬として猟師が飼っていたが、猟師がいなくなったのと犬の気性が荒くペットに適さないため絶滅してしまったようだ。赤犬は昔から密かに食用にされており美味いらしい。
ドジョウ:田植えをしていて田んぼで捕まえた時、滋養があると言って丸飲みしたとのこと。
寄生虫は大丈夫?
サワガニ:カニを潰して味噌汁にした「がん汁」を食べたとのこと。美味しそうだが寄生虫は?
柳虫:昆虫の中では一番美味い。大きな柳の木の皮を剥げば1本の木から沢山採れるとのこと。
炒めれば最高の味。この虫の正体は多分、テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)?。
(植物の部)
ツクシ:よく食べられていて、卵とじは最高。
イタドリ:宮崎県の山間部では漬物にして食べる。登山に行って食べたことあり。
榎の実とムクの木の実:小さいけど美味しい。
マタタビ:生食はしないがアルコール漬けにして食べる。
「猫にマタタビ」として有名だが、竹田地方では古くから「若者にマタタビを食べさせるな」の言い伝えあり。多分、人間にも催淫作用のようなものがあるのであろう。
写真はマタタビのツルと葉。この時期は葉が白いので目立つ。(久住山の仙人)

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