久住山に登ろうと「南登山口」に向かった。
しかし、あまりにも霧が濃いので途中で引き返し
竹田市街をウォーキングすることにした。
竹田市は江戸時代からの時間と物が今日まで凝縮して残る町。
何処を歩いても絶好のウォーキング道だ。
盆地の中央に民家が建ち
周囲の高台に岡城、神社、寺、旧士族の住居、墓などがある。
今回は墓の中のウォーキング道を歩いた。
竹林の中の古い墓の間を整備された道が通り快適である。
3時間ほど歩いた。
途中、蝶々夫人のモデルとなったオカネさんが晩年暮らしたという洞窟を見つけた。
当時、日本人の女性としては最も華やかな経験をしたかもしれない蝶々夫人が
この様な洞窟で最期を遂げたかと思うと強い無常を感じる。
竹田は広瀬中佐、阿南陸軍大将、田能村竹田、滝廉太郎、佐藤義美、信長の家来の佐久間氏、焼き物の古田織部氏、虎姫など歴史上の人物が多いが、
蝶々夫人が竹田と関係あることは案外知られていない。
写真下は蝶々夫人が暮らした洞窟。

(久住山の仙人)