竹田市は大分県一の高齢化の自治体。
人口2万人を少し超える程度の小さな自治体でありながら
100歳を超える老人が30余人、90歳を超えるそれは900余人。
また県下の市町村の中で市外から転入する人(主に60歳以上)も
大分県で一番多いというから、竹田市は老人にとって住みやすい町なのであろう。
私は子供の頃可愛がってくれた独居老人達の家には、
声掛けに出来るだけ訪づれるようにしている。
また、時には老人さん達の方から、「時には顔を見せにおいで」と声がかかることもある。
昨日、思いがけず40数年振りに、実家近くに住む89歳のお婆ちゃんから電話があった。
高齢で家の管理が出来なくなったので関西に住む子供の所に近々行くとのこと。
家に行ってみると、「アンタが子供の頃家に来て、私が作った団子を喜んで食べてくれたのを思いだし、何年か振りに作ってみた。食べてみな」と言って手作りの団子をくれた。(写真)
89歳のお婆ちゃんが、不自由な体で、今生の別れに作ってくれたお団子は
勿体なくて食べることが出来ない。(久住山の仙人)
