道徳は「是は是 非は非」と教える。
しかし、宗教には若干これと異なるものがあるかもしれない。
その代表が「悪人ほど極楽往生」の親鸞聖人の考えだ。
また、宗教ではないが子供を極端に溺愛する一部の母親の「悪い子ほど可愛い」
、さらに儒家の中にも「耳順」ならぬ「耳悦」を唱える者もいる。
(他人から耳障りなことを言われても気にならない、それどころか言われたことを悦ぶ)
「悪人ほど救われる」の真意を知りたいため、小説『親鸞』(写真)を読んでみる。
本当は『歎異抄』でも読めば良いのだろうが、面白くなかろうし、まだ理解できないだろうし、
十分な読む時間もないしで、今日は歎異抄の入門書的なものとして「親鸞」を読む。

(久住山の仙人)
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