昨日の新聞に、大分県民に対し大分県が行った「大分県が住みやすいか否か」のアンケート調査結果が発表されていた。結果は約70パーセントが「住みやすい」と答え、この種の結果としては異例の高率であると報じていた。確かに大分県は気候は温暖、海、山、温泉がどこにでもあり、県民所得も九州では福岡県と首位を争う。昔、経済企画庁が毎年発表していた「住みやすい都道府県ランキング」でも、大分県は全国で10番目位で、いつも九州では一番だった。この調査には、東京からの距離、大学の数、病院の数、交通の便利さ、などが調査項目として入っているため、単に気候などの自然環境面だけからみれば、大分県は全国一住みやすい県と言えるかもしれない。
ちなみに住みにくい県の一番は、大阪府、二番目は埼玉県。毎年常に、この二県が下位にランクされるため、当時の土屋埼玉県知事は激怒し経済企画庁に激しく抗議、以来この経済企画庁の発表は取りやめになったという経緯がある。私は大阪に住んだことがあるが、大阪にも食べ物が安く美味しいなど良いところもある。
写真はネムノキ。この花が咲くと夏本番。ネムノキは繁殖力が強く、利用価値もない木であるが、牛の鞍を作るのには用いられた。数年前、関東に登山に行った際、多くのネムノキを見たが、大分のネムノキの方が花が小さく色も淡く可憐である。
ネムノキに関しても故郷礼賛。(久住山の仙人)

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