8月9日(日)に久住町の夏越し祭りがあった。
久住町は江戸時代、大分県竹田市と豊後大野市にまたがった岡藩内に
あった肥後細川藩の飛び地。
熊本、大分、日田、竹田に通じる交通の要衝であった。
参勤交代と日田往還に用された道添いにある。
このため久住町は旅籠が立ち並び大いに栄えた宿場町であった。
したがって久住町は近隣の同規模の町とは趣がやや異なり
今も洒落たハイカラな町である。
この久住夏越し祭りも以前は、露店が街の隅から隅まで立ち並び
人も道に溢れ通行もままならないほどの賑わいであった。
何よりもこの祭り呼び物である山車は工夫を凝らした造りで見事であった。
近年、町の過疎化により見物人も減少し、山車の造りも小規模になったが
祭り見物に出かけると子供の頃を思い出し郷愁を呼ぶ。
この祭りが終われば秋。
実際、今朝の気温は20度を割り肌寒かった。
写真は布袋様。円満と徳の神様。あやかりたい。
(久住山の仙人)
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