久住山に登り、硫黄山を見るたびに、この山はいつ噴火するか判らないなと何時も思う。
平成7年だったか,久住山が突然噴火し久住町側には粉煤が降った。
そして噴煙も確認できた。
久住町側の人は驚き少し不安に感じた。
また、再び久住山が噴火した時、登山者はどういう行動をとるか。
登山者の9割は九重町側の「牧ノ戸登山口」や「長者原登山口」から登ってくる。
噴火の時、登山者の9割以上は、この九重町側の登山口に向かって一斉に逃げるであろう。
しかし、それは間違いなく、誤った選択だ。
九重町側の登山道は平坦で逃げやすい。しかし、逃げやすいということは
有毒ガスや火砕流もそちらに向かいやすいということだ。
噴石は多分、主に南側に向かって飛ぶであろう。
この場合、久住町側の「赤川登山口」や「南登山口」は久住山と稲星山が盾になるが、
九重町側の登山道は噴石の直撃を受けるのではないだろうか。
さらに久住町側の登山道は樹木が生い茂っているが九重町側のそれは丸裸だ。
身を隠す大きな岩も九重町側は少ない。
要するに、久住山噴火の場合は久住町側の「赤川登山口」、「南登山口」に
逃げることが鉄則だと私は思う。
写真は5年ほど前、「御嶽山」に登った際に私が被っていたヘルメット(白いヘルメット)。
当日も登山者で登山道は賑わっていた。
その日、私は「頂上小屋」に宿泊した。
多くの登山者の中でヘルメットを着用していたのは私一人だけだった。(エッヘン)。
黄色のヘルメットは現在、登山で使用している物。
登山の時はヘルメットを被ったほうがよい。
(久住山の仙人)
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