セイタカアワダチソウはかって日本経済の成長に併せて、
全国の鉄道や高速道路沿いの路傍を席巻した。
あまりの繁茂ぶりと、花粉症の原因の一つと間違われて
この花は忌み嫌われたものである。
ところが、どういう原因でか、その後急速にその数を減らしていった。
しかし、これまたどういう原因でか、最近また増えつつあるようである。
この花は、一般的には何の役にも立たないように思われているが
花の少なくなるこの時期、ミツバチの蜜源として大変重要な役割を果たしているのである。
この花の出現で、どれだけ多くの日本のミツバチが越冬できるようになったことか。

(久住山の仙人)
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