5日に「霊山」に登った。
登山者の多い山ではあるが、この山にはシュンラン、キンランが自生している。
特にキンランは真黄色の綺麗な花、そして可憐、なかなか目にすることは出来ない。
霊山にキンランがあること自体奇跡に近いとかねがね思っていた。
ところがついにと言うか、やっぱりと言うか
盗掘されてしまった。
心無い、しかも無知な輩が世の中にはいるものだ。
キンランは移植したら絶対に枯れる。
それには理由がある。
キンランの根の先は、ある種のキノコに繋がっている。
移植するとこのキノコは必ず死ぬ。
キノコが死ぬとキンランも必ず枯れる。
このことが判っていればキンランを盗掘しょうなどと思う愚か者はいなくなるのだが。
(久住山の仙人)
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