日本本土に棲息するヘビのうち最大。
青黒色で大きくなると2メートル近くになる。
竹田地方では畏敬と愛情を込めて「ヤータロウ」と呼ぶ。
昔、古い木造の農家の家には必ず一匹このヘビが棲みついていた。
よく天井から畳にドタッと落ちてきたりしたという。
大抵のヘビは忌み嫌われたものだが、このヘビだけは家のネズミを捕ってくれるためか、
あるいは大きくて性質が温和なためか大事にされた。
「家の主」として崇められたりさえもした。
今はエサとなるネズミの減少と生息に適した場所の減少のため激減している。

(久住山の仙人)
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