30年来ほど前からの知り合いの女性から三味線をもらった。
80歳になるのでもう三味線は弾けないとのこと。
三味線には津軽三味線、民謡三味線、新内三味線、文楽三味線など
多くの種類がある。
今回、頂いたのは長唄三味線。
大きさ、弾きやすさ、音色、持ち運びの便利さなどから
長唄三味線は三味線の源器とも言うべき物。
棹は紫檀、太鼓はカリン、糸巻きは象牙
すべてが上質の材料で作られており
さすが昔、山口県の豪農のお嬢様であったご婦人が
戦前から長年愛用していた物だけのことはある。
このご婦人の思いを継いで、いつまでも大事に弾いていくつもり。

(久住山の仙人)
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