この時期、田んぼに白いビニールの大きなロール状の物体が数個転がっているのが見られる。
町の人は皆、何だろうと不思議がる。
ここ竹田では、10年ほど前から見られるようになった光景。
実は、これは収獲した稲の残りの稲わら。
昔は、稲わらはサイロに入れて発酵させて牛の飼料にしていた。
今では、コンバインで稲刈りと脱穀とを同時に行い、
残った稲わらはビニールでロール状にして田んぼに放置しておくのだ。
こうしておけば適当に発酵し、必要な時に取りに来て牛に与えれば良い。
ただ、このロール一つを作るのに何千円かの経費がかかるし
一度使用されたビニールは再利用ができるのだろうか。
今朝も竹田地方は寒い。
朝の気温2度。
このビニールロールが姿を消すまで冬は続く。

(久住山の仙人)
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