早生種の稲の刈り入れは終わり、晩稲の稲刈りも終わろうとしている。
今年は夏の低温と日照不足で不作が心配されたが平年並みとのこと。
我が家は昨年で稲作りを止めたが、周りの人たちが作っているので
米の出来具合が我がことのように気になる。
田舎は米の出来不出来が全てに影響する。
米の出来は、まあまあなのだが米の価格が今までになく安いらしい。
60キロ当り1万5千円(30キロ7千5百円)が農家の採算ラインだが
今年の新米は30キロが6千円辺りで取引されているとのこと。
さらに今、アメリカは日本に米の輸入を強硬に求めてきている。
世界一美味しく、しかも価格の安いカリフォルニア米のさらなる
輸入を認めたら日本のコメ作りは壊滅する。
日本政府はどう対応するのか。
米つくりが衰退したら日本の農業も衰退し、国自体も衰退する。
人から土の臭いが消えたら、人から暖かさも無くなる。
車の輸出のために農家が犠牲になることなど許されることではない。

(久住山の仙人)
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