今から55年ほど前、私が小学生の頃
雨あがりの道には無数のヤマミミズとサワガニが何処からともなく現れた。
それが、やはり55年ほど前に水田で使われるようになった除草剤の影響で
両者はほとんど見られなくなってしまった。
ミミズやサワガニだけでなく、除草剤の出現により
ホタル、小魚、タニシ、ニイナ、カメ、ヘビ、
その他の水生動物など水に係る生物は激減した。
除草剤の影響は凄まじいものだった。
勿論、パラチオンなどの殺虫剤の影響もあるとは思うが。
今、それらの生物は少しは回復してきているように思われる。
ヤマミミズは体長30センチ、青光色で気持ちのいいミミズではないが
イノシシなど獣のエサに、またウナギを釣る際の仕掛けの餌に用いられる。

(久住山の仙人)
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