「岸の三兄弟」とは今を時めく阿部総理の祖父、岸元総理の三兄弟のこと。
岸元総理は真ん中で、長兄は岸(または佐藤)元海軍中将、末弟は佐藤栄作元総理。
日本を代表する優秀な兄弟として有名である。
この三兄弟はよく「頭は上から、度胸は下から」と評される。
皆、頭脳優秀で度胸もあったのだろうが
学業は長兄で海軍兵学校出の海軍中将が3人の中で一番良く
肝っ玉は長期政権を誇った佐藤総理が一番だったと言われている。
そうはいっても、岸総理は東大で2番の成績だったというし
佐藤総理も10番以内だったという。
自信家の岸総理は常々、「俺より頭の良い人間は日本では兄の海軍中将だけだ」と言って
兄を非常に誇りにしていたそうだ。
写真は岸元総理がその尊敬する兄のために、兄の所属する海軍省の神社「廣瀬神社」に
贈った書を刻した記念碑。
岸総理の筆字は大変上手と言われ、多くの書家達が見学に廣瀬神社を訪れる。
書の内容は阿南陸軍大将を称えたものである。

(久住山の住人)